2月のトラス勉強会の案内です。
本題〜 「大工の道具『さしがね』の話」
大工さんの道具である『さしがね』の解説を
日本建築の神髄である『隅木』実例として
実習を交えながら行います。
おまけの話〜「キングポストトラスの解説](おまけの話)
今回の勉強会は橋本健二建築設計事務所さんの事務所をお借りして行います。
ここは旧茨木市立小学校を移築した建物です。

実物を見ながら、昨年おこなったキングポストトラスの
質疑応答形式で解説を行いたいと思っています。
木造軸組トラス。
私たちには、この技術を次世代につなぐ、ミッションがあります。
私は、もともと日本の建物が好きでした。
日本の建物とは、
太い大きな梁の上に木材が乗って加重による
「力のバランス」で建つ、強い家なのです。
これが日本の建物伝統的な建物でした。
今では大きな木材が手に入りにくくなり、
かつてのような家を建てることは難しくなってしまいました。
けれども、「木造軸組みトラス」工法を使えば、
現代の細い木材でも、補強材を使わなくても、
軸力によって十分に強い建物ができるんです。
自然の風雨から住む家族を守って、永く建ち続けられる家。
家族の変化にあわせて、きちんと修繕ができる家。
これこそ「日本の風土に合った、強く健康な建物」だと思うのです。
軸組の屋根に登ったら、その家の強さがわかります。
木造トラス研究所・(株)合掌
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