設計事務所の為の概算見積の手法

もし結婚を控えていて、
披露宴会場を探していたとして、
ここが素敵と思った会場で相談が始まったとして、
あれもしたい、これもしたいと考えながら担当者さんと話していて、
気がついたら見積もりの時に予算の倍くらいの値段が出て来たら…

どうするでしょうか?

1.やっぱり、贅沢言い過ぎたんだわ。と思って反省してもっと捻出するべく親に甘えるでしょうか?

2.それとも、最初にこれくらいでって言ってたのに、と腹を立てて会場をキャンセルして帰ってくるでしょうか?

3.それもとも、話し合いをして予算に合うように項目を削りながら、どれくらいのオーバーで済むか打ち合わせを重ねるでしょうか?

私なら違約金を支払ってでも2のキャンセルを選びます。
もし、最初に予算を伝えていて、倍くらいの見積書が堂々と出て来たら、それだけで、違約金を支払うのも嫌です。

建築の世界では、なぜか2のケースは殆どなくて、1か3のケースになるようです。
2の場合でも、みんな泣き寝入りで、設計料を支払って、契約解除されています。

でもこれは建築の世界では常識かもしれないけど、一般では非常識なことじゃないかと思うんです。

ようやくー予算を伝えていたにも関わらず、倍からする見積もりが来た場合、お施主さんはキャンセルする場合が出てくるようになりました。設計者としてはこれから、お施主さんと打合わせしながら、予算に合わせて行くという方法は撮れなくなって来たようです

設計図が出来てから、やおら工務店に見積もりを取るのではなくて、
予算を考えながら、設計しつつ、工務店に見積もりを出す時には、ある程度の概算金額は設計事務所自身がつかんでいられるように、2日続けての見積もり講座を開きます。
7月25日26日