· 

室生の山の見学 no2(木の性質を知ろう)

木が活動してて水をたっぷり運んでいる時、

木の表面ってこんな感じだそう。

 

 

 

皮がペロンって浮き上がってる。

 

 

 

冬のを実際に観察してないけど、
このペロンとなってる皮が
身に張り付いてるのが休眠の時だそう。

年輪の外側

白い所(白太)が水や養分をを運んでいます。
皮に近いところですね。

木が活動している時

ここに水分がたっぷりあるので
皮が剥けやすいんですね。

 

今の時期に伐採した木は皮が取りやすい。
木を裁断して別の用途材に加工するなら
皮がめくれ易い方が良いですね。
作業しやすいから。

 

でも、木の性質を利用した

昔ながらの木の軸組なら

ちょっと違う。
冬目の皮が剥きにくい木が良い。

 

中心の赤っぽい所が活動終了してお休みしている所。

この赤身が構造材では重要なんですが、

家の構造材を求める一般の方でも

なんと、

この頃はこの白太が人気なんだとか。

 

白い木って私にはあまりいい感じではない
柔らかくて、弱い。

水に弱くて、腐りやすい。
ので。

 

木の性質を利用して骨組み(構造体)を作る。

というのが日本の木造軸組。
なので骨の見た目が綺麗とかじゃなくて
骨が強い方が良いのです。