格子壁と継手の実験

格子壁の実験

4枚の木を組んで作った六角形の格子組です。

組んだというよりは、木を編みました。

筋交が嫌いなので、これならどうだ?と思って作った耐力壁です。


2004(H16).9.10.日本物流新聞

(本文)近畿職業能力開発大学校(大坂府岸和田市)で行なわれた耐力壁の耐力実験。「斜め格子組み」を応用、六角形と三角形の組み合わせをもとに杉材で構成された新開発の耐力壁の、水平方向に荷重をかけ、どこまで地震や風に対する耐力があるかを実証した。
同校の田島幹夫教授によれば、同製品は、「初期剛性は、半割筋交いと構造用合板の中間ぐらいだが、全体としての粘りは合板以上。木組み全体で耐力を保ち、地震時に粘り強く家屋を支えられる」との結果。開発者である原田量治・栄夫妻(木造トラス設計事務所「合掌」)は「見ばえよく、かつ十分な耐力があるものをつくれないか」と考えたのが開発のきっかけと言う。今後も改良を重ね、いずれはプレカット化により、量産・低コスト化を計りたいとのこと。合板で空間をふさがない、木が薫る耐力壁の製品化が進行中だ。


継手の実験

実験したのは、

「あり」組

角ナット接合

追っかけ継