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天然の木を使うという事no2

機械乾燥で何が悪いかと言うと、
最初に熱を加える事で
水分も飛ぶけど
油も飛ぶんです。

パサパサの木です。
木のミイラ
と、私は呼んでいます。

生きている木は
水分を吸って、葉っぱで養分を作り、養分を体に届けます。
そういうやり取りをする管が木の内部にあります。
その管が縦に通ってて

木って繊維の束の集まりみたいなもんです。
その管(繊維)の性質を利用して木を加工するのです。

例えば、

材利として4mの木を扱う時、
転がしたりする時
木は弾きます。バウンドすると表現しましょうか。
ボヨヨ〜〜ん。と。

これが木のミイラだと
木がバウンドしないのです。
個体として転がりますが弾かないのです。
カチカチコンコン。です。
木が繊維としての材料から
個体のような感触の材料になってると感じる時です。


技術開発が進んできて
一昔前の乾燥材よりも
木の性質が残るような方法で乾燥された材も扱った事があります。
この時の乾燥は
これくらいなら使えるかも
でしたが
結果としては
使いたくない。
という事に遭遇しました。

ここでは書けないので
興味のある方は
一度勉強会に来られるとか
事務所に遊びに来てください。
内内の中でお話ししたいと思います。

木造は生きた材料を
生かして使う事で
強度と耐久性を発揮するんだと
私は思います。