斜材(転び柱)の回廊4

うちとこでは、桁は継ぎ手を先に作った後、先に継いで1本の状態にしてから墨を付けます。
継ぎ手の墨と加工の墨を同時に行う人もいますが、ここではしません。
ちょっとした加工の具合で継いだ後では寸法の誤差が必ず出るからです。
トラスではそれ致命的な寸法の狂いになるので
何ミリかの誤差ですが、必ず
継ぎ手の墨付け→継ぎ手の加工→材を継ぐ→全体長さの墨付け→材をバラす→加工の墨付け→加工
の順番を守ります。
継ぎ手と加工の墨が一緒だとこの一連の作業は
墨付け→加工
これだけでおしまいです。
あぁ…手間だなぁ。

写真は4mの桁材を3本継いだ状態。